別れ

 昨日なのですが、僕の北海道に住んでる母親が自宅で後頭部を強打して倒れてる状態で発見され病院に運ばれました。

 兄弟の話によると手術はしたのですが、手の施しようがなく、長くてもあと数日だそうです。

 母は長崎県出身の人で僕の婆ちゃんと奈良県天理市で出会って、そこで父を紹介されて結婚して北海道に来たそうです。 

 信仰してる宗教活動にどの信者よりも熱心で、教えを忠実に守って生きてきた人生だったと思います。

 宗教に傾倒するあまり家族に対しては、あまり関心がない人でした。料理もお世辞にも上手とは言えずいつもフライドポテトかカレーが母の定番料理でした。

 風邪をひいたりして学校を休むと機嫌が悪くなり風邪をひいてふらふらな僕に容赦なく怒鳴ったりしてきて、そのときはとても怖かったのが今でも覚えています。

 母とのことを振り返ると、良くないことが沢山思い出されますが、僕にとって良い思いでもあります。

 真冬の夜の教会からの帰り道に、僕が冬道で滑って転んでは危ないからと母の背中に背負ってもらい雪道の中を家に帰ったのは今でも良く覚えていますし母の優しさのようなものを感じたりもしました。

 また僕がまだ小さい冬の寒い日の夜などは母の布団に潜り込んで足をくっ付けて一緒に寝たりしたことも良く思い出したりします。

 今、僕が母に対して思うことは、苦しむことなく人生を終えて、もし人間が生まれ変われるなら愛情豊かな家庭に生を受けて笑顔に満ちた新しい人生を送ってほしいと思ってます。

 明日は朝から母に最後のお別れをしに北海道に行ってきます、78年の母の人生、僕の知らない沢山の困難や苦労が沢山あったと思います。

 最後は安らかに生を終えてほしいと心から願ってます。